台北の語学学校の教科書を比較してみた!
(左から、台湾大学、TLI、師範大学(淡江大学))
こんにちは!小隆包です!
台北は暑かったり、急に寒くなったり、気温の振り幅が広すぎて、気温の変化についていくのが結構大変です。
さてさて、今日は台北の語学学校の教科書を比較して見たいと思います。
台湾大学語学中心
師範大学国語教学センター
淡江大学中国語センター
Taipei Language Institute (TLI)
この四つの語学学校を比較して見ました。
教科書を比べて見た結果、内容の濃さで言うと、師範大学の教科書が一番濃度が高いかな?と言った印象です。
四つの学校の比較なのに、教科書三つじゃねぇか!と思った方もいるかもしれませんが、淡江大学と師範大学は教科書が一緒です。
師範大学で作られた教科書を淡江大学でも使用しているようです。
一冊のテキストで使用されている単語数を比較してみました。
(巻末の索引ページにある単語数をカウントしました)
台湾大学 404個
師範大学(淡江大学) 568個
TLI 456個
同じ漢字でも違う意味の場合があり、重複している字もあるので、実際の字数としてはもうちょっと少なかったりするのですが、まぁだいたいこんなものです。
(数え間違いがあるかもしれないので、アバウトだと思ってください。笑)
テキスト1に含まれるチャプター数はそれぞれ
台湾大学 12チャプター
師範大学(淡江大学) 15チャプター
TLI 12チャプター
師範大学のテキストは、他の学校のテキスト2でやる内容が、テキスト1に含まれている感じですね。
ちなみにここの師範大学の教科書は、学生に作文をさせて、どう言った文法の間違いが多いかを研究して、それを元に作られたそうです。
なので、みんなが中国語を勉強する際に間違いやすいポイントが押さえられているそうです。
TLIのテキストは、チャプター6とチャプター12は、それまでのまとめと復習のチャプターなので、実際は10チャプターで構成されています。
そう考えると、1チャプターで使う文法や単語数の濃度は濃い目です。
同じ教科書を使っている、師範大学と淡江大学の違いはあるのか?と言うと、
授業日数に差があります。
師範大学は3ヶ月でテキスト一冊を勉強するのに対し、淡江大学は4ヶ月かけて一冊を勉強していきます。
師範大学に通っていた友人によると、結構詰め込み式の授業になるようです。
教科書のボリューム、授業日数で考えると、詰め込み式になるのも仕方ないかもしれません。
それぞれの学校の特徴をまとめて見ました。
(友人へのヒアリング、かつ個人的感想です)
教科書の濃度はかなり薄め。授業もかなりゆっくり目に進みます。一つ一つ、確実にしっかりと覚えていこう!そんなスタンスに感じました。
漢字が既にできる日本人にはちょっと物足りないかもしれません。
授業速度もゆっくり、内容も薄い、これは時間の無駄だなと思い、1ヶ月で辞めてしまいました。今になって、思い出して見ると、上のクラスに行けば行くほど日本人の数は少なかったかも。
もしかしたらみんな違う学校に移ってしまうのかも?
日本人も比較的多いですが、基本的に学校とのやり取りは英語か中国語です。
英語にある程度慣れていない人だと、正直きついかもしれません。
師範大学
教科書の濃度は濃いめ。とりあえず一気に詰め込んで、後から実践と経験で覚えたことを整理して行こう!そんなスタンスに感じました。
日本人がとにかく多い学校です。日本人とあまりつるみたくない!と言う人には辛いかもしれません。
日本語のガイダンスなんかもあるそうなので、英語が苦手な方はオススメです。
淡江大学
教科書の濃度は濃いめ。他の学校は1セメスターが3ヶ月なのに対し、4ヶ月で授業が構成されてます。観光ビザで滞在しようと思う人は、ちょっと面倒かもしれません。
台湾留学は、観光ビザ(90日滞在可)で入国して、1セメスターごとに一旦帰国して、また観光ビザで入国して90日滞在、ということを繰り返して居る人も結構多いのですが、この手法だと、淡江大学は面倒ですね。語学留学のビザを取得して、ビザの更新をするのが良いでしょう。
日本人はかなり少ないようです。日本語から離れてなるべく中国語を話したいという人にはオススメです。
TLI
教科書の濃度はそこそこ濃い目。民間の語学学校なので、語学留学ビザがもらえません。
なので、生徒はほとんど台湾に駐在で来て居る人、その家族など、年齢層は高めです。仕事や家事の合間に来て居る、そんな感じですね。
キラキラしたスクールデイズを求めて居る人は行かない方が良いでしょう。笑
学校というより、学習塾です。
日本語の教科書があるので、文法の説明などは、かなりわかりやすいです。
大学の教科書は英語なので、中国語→英語→日本語とフィルターが一つ増えてしまいます。
その点で見ると、きっちりと理解したいと思う方にはオススメです。
この学校のプライベートレッスンを受けて居るのですが、融通を利かせてくれるので、特に難しくない文法を勉強するチャプターはすっ飛ばしたりできます。
私、小隆包は、チャプター8からやり始めました。笑
プライベートレッスンは先生の指名をしない場合は、毎回違う先生なので、いろんな人に教えてもらえるという利点があります。
気さくなオバチャンで、世間話を織り交ぜならが授業をしてくれる先生と、なんかぶっきらぼうで、ちょっと怖いんだけど、発音の教え方がとにかくわかりやすいオジサンの先生を指名しています。笑
以上、台北の語学学校の教科書の比較でした。
台湾留学の参考になれば幸いです!